センサーや湿度計から見るリスクコントール

人間は内臓を含めた中心温度を35度以上にしていなければなりません。そのために血液は中心部に集まる性質があり、寒冷地では末端の血流が悪化してしまうのです。生命維持に必要な体温を保持しながら、それ以上の体熱を奪われない生命維持反応になります。温度計や湿度計はセンサーとしての役割を担い、人間の活動出来る領域であることを証明する目安になるのです。

人間が活発に活動可能なのは、通常は0度から35度程度の間になります。装備やトレーニングなどの個人的な資質で、前後10度ほどの環境適用は可能ですが、著しく体力の消耗をしたり活動制限があることは間違いありません。そのための判断指標が湿度計や温度計になります。湿度計だけではなくセンサーが必要な場所は、他にもあるのです。

建築現場などの地下では、酸素濃度を把握しておかなければ一瞬で酸欠になって気絶してしまいます。二酸化炭素は重いために下方に溜まるからです。火山性の観測所などでも、硫黄などの成分を把握しておかなければ生命に大きなダメージを受けてしまいます。各種のセンサーの数値を把握することは必須の作業です。

壁にかかっていたり腕に巻いている時計だって、時刻という数値を読み取るセンサーに他なりません。一日は24時間で通常は時間によって活動時期や、就寝時間を判別するのです。サイクルを考えて行動しなければ、極限的な生活ではリスクを大きくしてしまいます。人間が生命である限りこうしたセンサー類を身近に置いて、リスクコントロールすることはなくなりません。

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